【いきぬき制作】オシャレなボディカラーと言えば、やっぱり・・
マイペースでゆるゆると制作が進んでいる2シータースポーツカー。
クルマの形が見えてきて、いよいよ最終段階の一歩手前まで進んできました。
手作りのオブジェをリビングに飾る場面を想像しながら、今日も少し作業を進めました。
今回は
- タイヤの制作
- ボディーカラー決めと塗装
の2点の作業です。
足元を作る
前回はボディの下地塗装まで完了しました。(前回の工程はこちら )
ここからボディに付属するパーツ作りをはじめます。
クルマのパーツの中で重要な役割をもつタイヤ&ホイール。
全体の良し悪しもタイヤ一つで随分と印象に差が出てきます。
クルマ好きの方であればお分かりかと思いますが、実際のクルマであれば車高やインセット、扁平率などで好みの印象を作り出しますよね。
人もクルマも足元が大事ってことでしょうか。。
今回はレトロな方向ですので、タイヤはちょっと細めに、ホイールは小さめに作っていきます。
タイヤの元になる丸材をボディにあててバランスを見ます。
タイヤベースに下地を施し、塗装の準備をします。
そして今回ホイールの役割を果たすのは、コレ!
9mmの太鼓釘です。
装飾用として使われることが多い釘ですが、今回はちょっとレトロ感のあるホイールのイメージにぴったりだったので採用することにしました。
そして、出来上がりのタイヤがこちらです。
ホイール外側の部分はステンレスワッシャーを使用。
素朴でいい雰囲気に仕上がりました。
ボディカラーはやっぱり・・
さて、ここからいよいよボディの塗装に入ります。
頭の中での仕上がりのイメージはグレーか赤。
インテリアに映えるオブジェのカラーとしては赤も捨てがたいのですが、今回は小さい頃から一度は乗ってみたかった「ガンメタ」でいこうと思います。
重厚で渋いグレーは、80年代に思春期を過ごした私にはとても眩しく映り、今でも憧れのボディカラーとして心に残る一色。中学生の分際で当時流行ったガンメタのインテグラが欲しかった記憶があります。。
ということで、ボディは感な感じに。
いかがでしょう。
渋めの2シーターが出来上がりそうな予感です。
今回の作業はとりあえずここまで。
次回はタイヤとランプ類の取り付けに入ります。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】印象が決まる「味付け」
いつも息抜き制作ばかりしているように見えますが(笑)、作品制作も並行して行っています。
今年7月には個展の予定が入っており、目下その準備でペースを上げながら制作をしています。
まぁこのブログではいきぬきオブジェがメインですので、作業の合間にゆるく制作を続けています。 ちょっとしたストレス解消ですね。
さて、2シータースポーツカーはなんとなく形が見える段階に入ってきました。
ボディへの味付け?
キャビン部分が大きく目指すイメージとちょっと違うので、バランスの取り直しから作業が始まります。(前回の工程はこちら )
ここからキャビンの高さを半分程度に切り、全高を抑えました(写真を撮り忘れました・・)。
いきぬき制作で作る作品は、素朴で作り込み過ぎない、全体的にゆるい感じの作品に仕上げたいなぁと思っています。
なので、ここから素朴な味わいを出すための一工夫を加えます。
そこで登場するツールが、コレ!
バーナーです(^ ^)
炎をボディ全体に当てて木目を浮き上がらせ、全体を素朴な味わいに仕上げていきます。
焼いた後の焦げた部分をブラシで丁寧に落とすと、こんな感じで仕上がりました!
右フロント
右サイド
右リア
正面
渋く滑らかに丸みを帯びて、どこかレトロな味わいに仕上がりました。
木目が綺麗に見えるようになりましたね。
ちなみに、ルーフの形状が変わったのがお分かりでしょうか・・
全高が抑えられて、ちょっと速そうになりました(^ ^)
このまま進むか、塗装をするか・・
木目が美しく浮き上がっているので、このまま木地で仕上げようかと、焼いた後の状態を眺めてしばらく悩みました。
当初の仕上がりイメージは、グレーか赤い車体。
ただ、このまま木地を生かして素朴な感じで仕上がるのも悪くないな・・。悩みますね。
考えた結果、当初のイメージに近づけたいので、今回はこの上に塗装をしていきます。
まずはいつものように下地剤を複数回塗ります。
白くなるとまた雰囲気がガラリと変わりますね。
ボディとキャビンの一体感が生まれて、クルマらしいフォルムになってきました。
今回の作業はとりあえずここまで。
ここからしっかりと乾燥をさせて、次回は塗装とタイヤの制作に入ります。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】ライトウエイト感が・・
久々に朝からすっきりと晴れた土曜日。
心なしか外に出ると春の匂いが増してきたように感じます。
世の中はコロナウイルスで沈んだ雰囲気が漂っていますが、少し冷たい春の光を浴びると、気分も爽やかになります。
さて、今回も2シータースポーツカーの制作の続きです。
パーツに丸みをつけていく
パーツを荒削りして少しずつボディ形状が見えてきたライトウエイトスポーツ。(前回の工程はこちら )
今回はここから少し形を調整していきます。
前回の状態がこちら。
鋸(のこ)や鑿(のみ)で荒く切り出した状態です。
ここからサンダーをかけて丸さを出し、仕上がりに近いボディラインまで近づけていきます。
左フロント
左サイド
左リア
荒削りの状態からよりクルマらしいフォルムに近づきました。
角が取れることで全体の量感が減り、より薄さも出てきましたね。
サンダーをかけながら形を作っていくのは楽しく、ラインを理想に近づけるためにいろいろと欲が出てきます。
ただクレイモデルと違い、やり過ぎると元には戻れないので、ほどほどのところで止めておきます。
キャビンも同様にサンダーをあててこんな感じに。
それぞれ荒削りの段階から一歩進みました。
あとはこれらのパーツを重ね合わせてバランスをみます。
ボディとキャビンのバランス
2つのパーツを合わせてみると・・
こんな感じになります。
ん〜、・・やはり、キャビンがデカイ。。(><)
ルーフの背が高く、ちょっとバランスが悪いですね。
ポップな路線で仕上げるならこれもアリか・・とも思いますが、このままだと当初の目標であるライトウエイト感は出にくいのは必至です。
ここからキャビンのルーフの高さをもう少し減らし、全体的に薄く全高を抑えてみます。
でも、ほぼ仕上がりの感じはイメージできる段階まできました。
今回の作業はとりあえずここまで。
次回はタイヤなどのその他のパーツを作る工程と、味付け(?)の工程入る予定です。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】目指すは「ライトウエイトスポーツ」
3月に入り、報道はコロナウイルス一色の昨今。
各種イベントや行事の自粛が相次ぎ、数ヶ月後に東京オリンピックを控えたこのタイミングでやはり不安は否めません・・
少しでも早くこの状況が落ち着いて、感染拡大に歯止めがかかると良いですね。
今日も手洗い・うがいをこまめに実施していきます!
さて、今回は2シータースポーツカーの制作の続きです。
キャビン部分のパーツを切り出す
さて次のオブジェ制作はクルマを作ってみようと思い立ち、木切れにドリルで穴を開け、まずはタイヤハウスの部分までを作りました。(前回の工程はこちら)
4つの穴を開けただけで不思議とクルマに見えてきます。
タイヤハウスってクルマの形を認識する上でかなり重要なアイコンなんですね。
あとはこの上にキャビン(居住空間)を載せれば、クルマの全体像が見えるはず。
早速キャビン部分のパーツを木材から切り出します。
今回は2シータースポーツをイメージしているので、ボディーに合わせてキャビンも小さめに作ります。
ざっくりとパーツを切り出して、窓やルーフの形をイメージしながら形を作っていきます。
ちなみに、頭の中ではなんとなくヨタハチ(トヨタスポーツ800)やエスロク(ホンダS600)などの60年代を彩ったライトウエイトスポーツをイメージ。
現行車ならロードスターRF辺りでしょうか。
そして、切り出したキャビンをボディの上に乗せてみます。
・・・ちょっとデカイですね。。
キャビンのボリューム感を小さくするため、ここからキャビン全体を削っていきます。
荒削りでボディラインを作る
キャビンを削る工程前に、ベースのボディを作らないとバランスを取ることができません。
そこでまず切り出したままのボディを鑿(のみ)や彫刻刀で削り、大まかなラインを描いていきます。
この工程はまるで開発現場でクレイモデルを削り出すデザイナーのような気分ですね(笑)
実際にクルマの形を決める一番楽しい場面かもしれません。
木材で作るラフなオブジェなので、細かなラインやディテールまでは作り込めませんが、全体の印象はこの段階で決まってきます。
今回の作業はとりあえずここまで。
次回はこのボディに合わせてキャビンやその他のパーツを作る工程に入ります。
また、味のある仕上がりにするために、制作過程でいろいろ試してみる予定です。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】「憧れの平屋」の次は?
コロナウイルス拡大の懸念から、国内全ての小中高校が1ヶ月余りの休校という衝撃のニュースが流れて一夜が明けました。
急な決定に学校現場の先生はもちろん、子供を抱える親にも相当な負担がかかることは否めません・・
どうか早くこの状況が終息することを願うばかりです。
意外と楽しかったオブジェ制作
さて「憧れの平屋」が完成して作品を眺め、ちょっとした達成感に浸っています。
もうちょっとデッキが大きい方が良かったかな・・とか、中庭はもっと広い方が良かったな・・など、今考えると修正したいところも結構ありますが、まあ息抜きに勢いで作っているのでこんなもんでしょう。
無心に手を動かして作るこの感覚は、幼い頃にダンボールを使って家や車や家具を作っていた、作ること自体を楽しんでいた時の感覚に似ています。
今回の作品のコンセプトは・・とか、作品を通し社会に対してこう問いかける・・などと小難しい事を並べる必要もなく、ただただ作りたいと思うものを目の前にある材料で作ってみる。
夢中になり時間を忘れて作ることの楽しさを、憧れの平屋を作ることで久々に思い出しました。
ある特定の目的に縛られることもなく、ある意味純粋にものづくりと向き合える制作は、自分にとってはきっととても大切なんだと気付きました。
作品としての完成度はともかく、いま何に関心や興味があり、どんなものを作りたいと思っているのかを一旦形にしてみることで確認できるからです。
あとは忘れかけていた作ることの楽しさを思い出せるから。
こんな感じでこれからも細々といきぬき制作を続けていこうと思います。
次は何を作ろうか・・
一作目が完成し、次は何を作るかを考えました。
理想の建物の次は、自身の趣味でもあるクルマを作ってみようと思います。
オブジェで一旦自分の夢を実現してみようと(^ ^)
今度はいつか乗りたい2シーターのスポーツカー。
どの車種のどのグレードとかには特にこだわらず、想像上のクルマに仕上げていきます。
そこで、またアトリエに転がる木切れを手に取り、まずはタイヤハウスの見当をつけます。
ドリルで穴をあけ、ハウス部分をカット。
穴を開けるだけで不思議とボディーの形が想像できますね。
これからこのパーツをペースに、そのほかの必要なパーツを切り出していきます。
憧れの平屋と同じように、途中で変更も加えながら、心の赴くままに作っていきます。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】憧れの平屋が完成しました!
今日は朝から一日中曇りの日。
空一面同じトーンのグレーが果てしなく続いている、そんな空模様でした。
少しづつ暖かくなてきて、外に出ると春の匂いも感じます。
今年は桜の開花も早いかもしれませんね。
さて、今回はいよいよ「憧れの平屋」の完成です。
前回は煙突の煙を設置し、ほぼ完成に近い工程まで進みました。(前回の工程はこちら)
前回は建物本体をブラックで下地塗装を施しましたが、今回はここから仕上げの塗装に入ります。
ザラッとした風合いを活かした仕上がりにしたいので、ここから全体に明るいグレーを塗っていきます。
こうすることで建物の陰影がよりはっきりと見えるようになり、作品がナチュラルな雰囲気になるように色を調整します。
そして、乾燥して出来上がった作品が、こちらです!
玄関側(東側)
建物背面
西面
南側正面
一つの木切れのフォルムから着想し、そこから家の形を思い描き、そしてようやく一つのオブジェとして完成しました。
制作の合間の「息抜き」で作ったものですが、これが思いの外楽しく、時間を忘れて作業に没頭してしまいました・・(笑)
いきぬきオブジェ第一号の作品です。
憧れの平屋をコンセプトに、最初の掲げた
- 片流れ
- 中庭
- 薪ストーブ
- 長いスロープ
- シンプルな形
という理想の他に、作業途中で急遽追加した
- 大きなデッキ
- シンボルツリー
も全て盛り込んで、まさに理想のアトリエが完成。
こんなフォルムの家に いつか住めると良いんですが・・
こんな感じでこれからも「いきぬき」に小さなオブジェを作っていきます。
次は何を作ろうか・・とアトリエに転がる材料を眺めながら妄想するのも楽しい時間です。
好きなクルマにしようか、建物シリーズでいくか、只今思案中。
息抜きばかりではいけないのですが・・
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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【いきぬき制作】薪ストーブと言えば・・
今日は天気の良い1日でした。
午後から子どもの参観授業があり、抜けるような青空の中小学校まで気持ちよく散歩ができました。
歩いていると目にする桜の木のつぼみも膨らんできて、春の足音を感じます。
満開の桜を想像すると、待ち遠しくなりますね。
さて、今回もオブジェ制作の様子を少しばかり。
前回の作業は下の写真のように全体の塗装の工程まで進みました。(前回の工程はこちら)
シンボルツリーも入り、建物本体を含めたランドスケープとしてのイメージが出来上がってきました。
ここで、せっかく薪ストーブがあるお家なので、煙突からの煙も出してみようと。
ただ実際の煙ではなく、煙突からモクモクっと出る煙の様子を木切れをベースに制作します。
角材を煙の形に彫刻刀で削り出し、大まかなベースを作った後に、下地剤を塗っていきます。(削り出した時の写真を撮り忘れました・・^^;)
単体で見ると煙というより蟻の胴体のようにも見えますが、煙突の上にのると煙に見えるはず。。
煙突との接合部分は木地のまま残しています。
下地剤が乾いたら、いよいよ煙突の先に接合。
いかがでしょう。
ちょっとは煙っぽくなりました?
接合後にホワイトで塗装をしています。
全体はこんな感じに仕上がっています。
アトリエに転がっていた木切れから、やっとここまでたどり着きました。
難しいことは考えず、作品制作の合間にただただ手を動かして作ったオブジェ。
仕事や普段の制作とは違うゆるいモードで、楽しみながら作った作品です。
こんなある意味純粋な感覚も大事にしながら、仕事へも取り組みたいものです・・。
さて、そろそろ制作も終盤に入った「憧れの平屋」ですが、次回はいよいよ最後の塗装へと移ります。
ではでは、次回もお楽しみに(^ ^)
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